ジャンク遊び ～その2C～

　久しぶりに毎度おなじみリサイクルやディスカウントで購入した品々の紹介。

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購入年月日	2019年11月08日
購入者	私
購入動機	Windows PCのゲーム用
メーカまたはブランド	ELECOM
品名	Xinput対応ゲームパッド
品番	JC-U3613MBK
製造年	不明
状態	中古品
購入価格	税込み280円
購入店舗	BOOKOFF SUPER BAZAAR 仙台泉古内店
発見売場	家電サービス品売り場 小物コンテナ
満足度	4/5点

　Windows PCでゲームをするために購入した。

　以前にも同店の同売り場で同品を見かけたが、その際は値札が見当たらず、価格がわからなかった。店員さんに聞いて確認すれば良いだけだが、当時の売り場で見かけた同種の品々(新旧雑多なゲームパッド群)から察するに、私が許容できる価格(税込み540円以下)とは思えず見送った。

　今回、売り場のコンテナで発見した時は、以前に見かけた品その物と思い込み「値段がわからないから売れないんだな」「おいくら万円なんだろう」などと考えた。念のため手に取って確認すると、値札が貼られており、すぐ知恵熱を伴った熟考モードへ突入した。

　念願だったXインプット対応のゲームパッドとあり、税込み280円なら迷わず買って良い品だが、直前にUSB接続のゲームパッドを2個も入手しストックできたため、僅かに躊躇した。Microsoft製でない事や、Bluetooth等の無線でない事など、理想との乖離はいくつかあったが、状態は悪くなく、この価格(安い)でXインプットに対応したゲームパッドを逃すと、入手の機会がいつになるかわからない！と購入した。

　箱や取り扱い説明書、付属品の類はもちろん、中古で売るにあたっての梱包や包装もなかった。ケーブルだけビニタイでまとめられ、本体へ直に値札が貼られ、リサイクルショップでお馴染みなプラスチック製のコンテナへ、他の品々と一緒くたに放り込まれていた。
　…にしては状態が良い。明確な使用感はあるが、手荒に扱われた印象はない。傷がつきやすい平滑な樹脂部に、どうやったって生じる擦過痕がある程度で、レタリングがかすれたり、梨地のシボが消えたり、USBの端子が挿抜で生じた傷だらけだったり、手あかまみれだったり…といったヤバさはなく、各トリガやスティックの操作感も正常だった。

　通常は買ってすぐに動作を確認するのだが、メインPCが故障したせいでモチベーションが急落している上、本品を使用するにはドライバのインストールが必要で面倒に感じ、ウェットティッシュによる拭き上げを済ませただけで放置した。
　メインPCに対し「キモいけど暫くこのまま使おう」との割り切りや、「1909へのアップデートを控えているのでドライバのインストールを試す良い機会かもしれない」と思うに至った2020年01月21日、ようやく動作を確認した。

　結果を言えば、デバイスのプロパティで確認する限り、全ての機能が正常に反応した。

　本品はダイレクトインプットとXインプットの両方に対応するが、その切り替えは背面にあるスライド式の物理スイッチで行う。切り替えに際し、OSやドライバの再起動、USBコネクタの抜き差しは不要。但しゲームのソフトを起動する前に切り替えておく必要がある。

　ダイレクトインプットとXインプットでは、プロパティで確認できる機能に差がある。バイブレーションを用いたフィードバック機能は、ダイレクトインプットでは確認できるが、Xインプットでは確認できない。

　中古品の状態としては、振動の機能が気になった。
　同機能はダイレクトインプット時に利用可能で、左・中・右の3か所に搭載されており、それぞれを個別に制御できる(凄い)。デバイスのプロパティで動作を確認したのだが、左は“ブルルル…”と鈍く(弱く)、中は“ブー！”と鋭く(強く)、右はそれらの中間で、振動の仕方や具合に違いが感じられた。また、左のアナログスティックを用いたテストでは、スティックの操作に振動が合っているようないないような、釈然としない反応が感じられた。
　これら挙動が仕様か？個体差か？不具合か？中古ゆえの劣化や故障か？は不明。

　中古品であることと関係がない気になる点は重さ。以前に入手したダイレクトインプット仕様のUSBゲームパッド、JC-U2912FBKと同様で、バイブレーション用のモータが内蔵されている影響だが、軽量なパッドから持ち換えると気になる。
　因みにJC-U2912FBKとJC-U3613MBKは同じELECOM製で筐体が流用されている。左手の親指で操作する方向の主体を、デジタルな十字キーからアナログなスティックへ転換されたようで、位置が入れ替わっているのだが、前者を操作し辛い。私の手は小さくなく、指も長い方でじゅうぶん届くのだが、デジタルな十字キーを操作すると親指が疲れる。筋肉や腱による個人的な問題だろうが残念。

　ドライバのインストールには管理者の権限を持つアカウントが必要。
　ドライバをインストールした後、管理者の権限を持たないアカウントでは、ダイレクトインプットとXインプットを切り替えても、Windows 10を再起動しても、USBポートを変えても、少なくともデバイスのプロパティによる指示では、ダイレクトインプットの振動が機能してくれない。
　製品の仕様と思われるが、取り扱い説明書や公式サイトのFAQでは言及を見つけられなかった。ダイレクトインプット時に、振動の機能へ対応したゲームを、管理者の権限を持たないアカウントでプレイした場合、きちんと振動してくれるのかどうか？は不明。
　Wi-Fiルータの時もそうだったが、ELECOM社の製品は仕様の管理が甘い。

　落ち着いてXインプットのゲームパッドを弄んだのは初めてだったが、左手の親指で操作する、フラフラたゆとうアナログスティックに不安を感じた。ほどなくして慣れたが、かつてSEGAサターンで使った名器、純正アナログコントローラ(SEGAはマルチコントローラと呼称)の方が安定していた。各部の剛性感や操作した際の節度感、反応の安定性など、部材から感じ取られる印象に、世代の差(技術の革新)を感じるが、トリガ機能が付与されたせいでスティックの全高が嵩んでおり、フラフラ感が付きまとう。もったいない。

　全般的には、直しながら使っているダイレクトインプットのゲームパッド、BUFFALO製のBGCUD1002に比べ、あらゆる印象が良く、満足度は高い。但し大きく重い。

　実運用の確認として、現状で私がプレイする唯一のPCゲーム、Asphalt 9 legendsを遊戯してみた。
　Xインプットに設定した本品が繋がった状態で同ソフトを起動すると、自動で認識され、最適なキー配置が割り当てられた。方向の操作にアナログスティックが使えるようになり、操舵が瞬時に行え驚いた。ダイレクトインプットのゲームパッドに、エミュレータでキーボードのキーを割り当てた時と比べれば、良くも悪くも操作感は別物。プレイヤの適応が必要になる。
　オンラインで対決していたヤツらの動きが不可思議に思えることが多々あった。ジャイロセンサで操舵するスマホ勢と思っていたが、同様の挙動はXインプットに対応したゲームパッドでアナログスティックを駆使すればPCでも可能だ…と、プレイし始めて6か月以上を経て知った。

　Asphalt 9 legends のような、Microsoft storeを経由して配信されるゲームは、システムの仕様で対応パッドがXインプットに限られるらしい(だから欲していた)。実際に試すと親和性が高く、コンソール機と同じ感覚で操作ができ快感だ。
　…が、現状はこれまで通りBUFFALO製のBGCUD1002を使い続けている。理由は慣れと残寿命。特に後者が重要で、十字キーのラバーキャップが避けたらしく、反応がおかしい。以前に同様の症状が出て対処したので、限界まで使い込み、耐え難くなった時点で廃棄する予定。今後しばらく使い、天寿を全うさせたいのだ。

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購入年月日	2019年11月22日
購入者	私
購入動機	衣料品 (部屋着)
メーカまたはブランド	株式会社 武田コーポレーション
品名	スウェット上下セット (Mサイズ)
品番	80632GY
製造年	不明
状態	新品
購入価格	税込み659円 (税別599円)
購入店舗	メルシー 名取店
発見売場	紳士服売り場
満足度	3/5点

　自身の寝間着も兼ねる部屋着として購入した。

　以前に購入した同様の品を気に入っている。だいぶ前にくたびれ出しており、代替品を探していたが、多くは1000～1500円ほどで、手を出しあぐねてきた。今回ようやく狙っていた価格帯の品を見つけた。値札で打ち消し線を掛けられた、正価と思しき価格にも琴線を刺激され、喜んで購入した。

　本品はハッキリと清々しく安物である。品質は価格なりでしかない。最近の肌触りが良い高機能な化繊ではなく、昔ながらの、なんとなくカリカリ、チクチクした肌触りで、汗ばんでも吸わず、結露したようにこもってヒンヤリすることもある、古の化繊で出来たスウェットである。そうは言っても技術は進歩しており、昭和の化繊より127倍はマシ。我慢せず普通に着られるし、軽く柔軟で乾きが早く、型崩れしにくい。先に記したネガな印象は、現代における標準…ファストファッションの製品や、小売り大手によるPB品と比べれば…の話である。

　新品だが開封された形跡があった。B級品か？などと訝しんだが、販売店が独自の値札やラベルをタグ付けする際に開封したようだ。
　低価格な衣料を扱う同店は、女性や高齢者と言った小柄な客が多い。生産者がはっきり“紳士サイズ”とうたっている製品だからだろう、最も一般的なMサイズにも拘らず、値札と一緒に“大きいサイズ”の紙ラベルがタグ付けされていた。店員さんの気遣いがキュートだ。

　ここ数年はピッタリなサイズを選ぶようにしている。見た目へ気を配った無駄な抵抗の一環(以前は昭和のおじさんに特有の「なんでも大きめ」な人だった)だ。私は身長174.5cmで体重63kg(2020年01月中旬)。包装に記されたサイズ表はJIS準拠だったので、素直にMサイズを選んだ。

　帰宅後に着てみると、各部の丈はあつらえた様にピッタリだった。タイトな着心地で心地が良い。但し僅かな動作を経ただけで、腰回りの裾がずり上がったり捲れ上がったりしがち。肌触りは高機能ではない化繊のソレだが、包装に記された通り、裏が起毛で温かい。しばらく着てみたところ、縫い目のほつれや毛玉が生じやすい印象で、耐久性に不安を覚えた。私には相応以上で満足している。

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購入年月日	2019年12月09日
購入者	母
購入動機	ダイニング用の照明
メーカまたはブランド	スワン電器 株式会社
品名	LEDシーリングライト
品番	CE-16 (Slimacブランドサイト)
製造年	不明
状態	新古品
購入価格	税込み550円
購入店舗	オフハウス 仙台北店
発見売場	小型家電照明器具売り場
満足度	4/5点

　老朽化したダイニングの照明を代替するため母に購入させた。

　売り場で見つけた私が母に勧めた。と言うのも、ダイニングで使っている照明器具が老朽化(※1)しており、危険に思っていた。白熱電球(E26ソケット)を用いるペンダント型だったため、蛍光灯を用いた照明器具と違い、安定器などは備えず、傘が付いた吊り下げ電線でしかない。そのため古さだけなら問題ないのだが、父が亡くなった2004年より前から破損していたのだ。

※1 : 現住する集合住宅に住み始めた際に揃えた=1989年頃の品。

　具体的には、E26ソケットを構成する陶製の部品が割れており、接着剤やビニルおよび紙のテープを用い、修繕してあった。

　私が小学～高校生だった頃、亡父と共に毎年の大掃除で全室の照明を掃除するのが恒例だった。いつかの大掃除で、ネジが緩みガタついていることに気付いた亡父が、ドライバで強く締め過ぎ、割ってしまった…と言う、うろ覚えな記憶がある。ずさんな修繕に気付いた私が、数年前にやり直したのは確かだ。
　我が家ではダイニングの照明を使う頻度が低く、1回あたりの点灯時間も長い時で45分ほどでしかなかった。低発熱な電球型の蛍光灯(松下のパルックボール100W型20W)を使っていたため、先のような修繕でも問題にならなかったが、好ましくない状況に変わりはなく、機会があれば入れ替えたく思っていた。また使っていたのが電球型の蛍光灯とあって、スイッチを入れてから正規の明るさに達するまで数十秒を要すなど、使い勝手も悪かった。
　今さら買い替えるなら器具ごとだよね…と、リサイクルショップへ行くたびに照明の売り場を眺め、探していた。

　ダイニングにはペンダント型の照明！と思い込みがあった。その意識にコレと言った根拠は思いつかず、どこで拾って食ったかわからない情報の刷り込みと思われる。基本的な条件は緩かった。これから買うにあたり蛍光灯の器具は論外だが、LEDへの置き換えが容易な汎用ソケットなら、白熱電球の器具でも良いと思っていた。もちろんLEDの器具なら万々歳である。
　いつも通り、最も重要なのは廉価さだった。中古の市場では、1500円も出せばペンダント型の洒落た照明器具を見つけられるが、その多くは白熱電球や電球型の蛍光灯で、LED化に数百円の追加投資が必要となり、合計すると2000円に迫る。良さそうな器具に何度か遭遇したが、単体では恰好が良くも我が家の雰囲気に合わなそうだったり、ケーブルが長過ぎるなど、細かな難点があった。価格と条件が折り合わず、手を出しかねてきた。

　そんな中で見つけた本品は、ペンダントでなくシーリングだ。LEDで極めてコンパクト。未開封の新古だった。「仕様を見る限り明るさは足りそうだし、ペンダントから置き換えれば部屋がスッキリして良いのではないか？」と思った。
　当日の売り場には、同様の品が複数個並んでいた。全く同じ品の他に、同じ機種で色温度が違うもの、更には他社(うろ覚えな記憶ではYAMAZENやオーム電機)の同等品などもあった。購入した品のように、新品時の値札が貼られたままな個体が複数あったので、閉鎖した店舗からの放出品かも知れない。
　それらの中から、ダイニングに適していそうな電球色で、仕様がわずかに勝り(照度か寿命に差があった)、状態やメーカの印象が良かった品を選び出した。

　新古なので中身は新品。それなりに古いらしく、ブリスタのパッケージは一部がひしゃげ、割れていたが、内容物に問題はなかった。

　物はLEDの特性を生かしまくった構成。単純で小さく軽い。オモチャみたいなシェードを外すと直に拝める素子は表面実装型。1つだけだが、1平方cmほどと大きい。うっかり触れても即座に壊れる訳ではないが、皮脂などが付着したまま点灯させれば短寿命化の原因となりうる。清掃も含め不必要に触れないほうが良い。

　シェードは厄介だ。ミニマムな構成が魅力の品ではあるが、フックが細く勘合も固い。たとえ正しく扱っても、ちょっとした加減で破損させかねない。不必要かつ意味不明に華奢すぎる。

　設置は簡単。引っ掛けローゼットの品種や、周辺の環境に合わせられる化粧カバーが付属し、スマートな見た目に仕上がる。但し収まりはルーズ(勘合は良い)。小さく軽いこともあり、天井に手が届きさえすれば、子供でも設置できる。

　装着すると…想像はしていたけど…形や大きさが熱や煙の探知機にソックリ。

　知らない方は見間違うだろう。点検の時に勘違いで破壊されないか不安になる。

　ペンダント型からの置き換えで、目論み通り部屋の眺望がスッキリした。

　廊下から部屋へ入った直後の視界で、視線の少し上の位置に吊り下がっていた物が無くなった効果は大きい。天井が低い集合住宅に好適と思う。

　点灯させると想像していたよりも明るかった。真下からズレた位置へ置かれたテーブルの上を、実用的な明るさで照らせている。

　照明のLED化で生じがちな光束や色温度、ちらつき等の問題は皆無。100円ショップで買えるLED電球より格段に良い。もちろんLEDらしいレスポンスで点灯する。ブルジョアジの家にあるウォークインクローゼット、プロレタリアートの家にある納戸、間接的な照明など、幅広く使えそうだ。素晴らしい。

　リサイクルショップでの購入品としては大当たりだが、我々親子の知見と想像力の無さに起因した問題が生じた。端的に言えば、「ダイニングの照明にシーリング型はふさわしくない」「ダイニングの照明はペンダント型がふさわしい」である。
　たとえ光源に問題がなくとも、設置する位置の重要性を軽んじていた。影絵を思い出すとわかりやすいだろう。机上を照らす場合、光源の位置が遠い(高い・天井に近い)と、影が大きくなってしまう。

　そのような環境で食事すると、食器や手によって生じる影が邪魔になり、骨付きの肉や魚を食べる難度が高まる。これには目が衰え始めた団塊ジュニアな私とその親である母、二人で苦笑した。

　とは言えLED化の恩恵はすさまじい。消費電力は屁みたいなものだし、スイッチを入れれば即座に規定の明るさを発揮する。何より点灯に対する耐性が高く、自由闊達に使える。我が家でダイニングの照明を使うのは夕食時。赤みが強調され食欲を刺激する電球色を選んだのも奏功した(置き換え前に使っていた電球型の蛍光灯は昼白色だった)。
　これまでは小骨が多い魚を食す場合など、必要に迫られた時だけ使っていたダイニングの照明だが、本品を導入して以降は、親子で食事する際に必ず点灯させている。食卓が明るくなり満足している。

　新たに入手した照明に問題がないことを確信した時点で、以前の照明は粗大ゴミの回収へ出し廃棄した(電球型の蛍光灯と引っ掛けローゼットは確保した)。亡父が健在だった頃、親子3人で選んだ家財を手放すのは寂しくもあった。見送った母が言うには、作業員が回収車の荷台へ放り込み、バラバラになったそうだ…。

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購入年月日	2019年12月21日
購入者	私
購入動機	DVDプレーヤの映像確認用
メーカまたはブランド	exemode
品名	7V型液晶テレビ
品番	TV-750
製造年	不明
状態	中古品
購入価格	税込み550円
購入店舗	ハードオフ 仙台西店
発見売場	ジャンク品売り場 IT機器ラック天板
満足度	3/5点

　自慢？のAVシステムでDVDプレーヤの映像を確認するために購入した。

　以前に購入したアプコンにより、映像の確認はできていたが、以下へ列挙する不満があった。

1. DVDプレーヤが備えるD端子の出力を活用できない
2. AVとPCの配線が複雑化した
3. VGAケーブルの延長で画質が劣化した
4. AVシステムとモニタの位置があべこべで勝手が悪い

　1項については諦めた。D端子が備わったモニタの入手は難しくなってきている。私が許容できる出費では、大古品≒地デジへ移行する過渡期の液晶テレビとなるが、それらは画面のサイズに対し大きく重く消費する電力も多い。4:3の14型で5kg以上あり、狭い私の部屋に導入しづらい。チューナが地デジに対応し、B-CASカードやリモコンが揃った品は、年式や状態を問わず価格も高い。
　置き場所の制約を加味すると、理想的なサイズは10V型ほどで、ベゼルが狭い品。そんな都合の良い物は皆無に近く、たまに見かけても中華やノンブランドの製品しかない。冷静になれば、映像源はDVD(525iまたは525p=SD画質)だし、コンポジット端子とD端子の違いによる画質の差は、サイズが大きく品質も高いモニタでなければ体感するのが難しい(※2)。D端子に拘るのは辞めた。

※2 : リビングの39V型テレビでコンポジット端子とD端子を見比べたが、期待したほどの差は感じられなかった。

参考URL : Wikipedia > DVD-Video
参考URL : IT用語辞典 e-Word > SD 【 Standard Definition 】

　2～4項は関連する。メインのPCにサブとして繋がっているディスプレイを兼用させたため、AVとPCの接続が交錯し、複雑になってしまった。置き場が違うため位置の問題も伴った。
　3項は興味深くもあった。VGA接続による画質の劣化を見聞きしてはいたが、初めて体感したからだ。アプコンを経由する都合で、VGAのケーブルを2本も使う(それぞれの長さが1.5mほど)ため、細かな文字が滲んだ。アナログ信号を扱うケーブルを長くした弊害で、ケーブルの処理を工夫(さばく際に輪を形成させず他の配線から離すなど)すれば改善できた可能性はあるが、不毛な苦労が予想された。
　4項は団地間で6.3畳ほどの細長い部屋で、都合よく置けずPCとAVを統合できない影響。DVDの鑑賞はPCで可能なこともあり、AVシステムはもっぱら音楽の聴取にしか使わない。DVDプレーヤの映像を見たいのは、細かな設定が画面を見ないと出来ないからでしかないが、それでもあまりに位置がズレていた。

　合理的に思えたアプコンは活用が難しかった。4:3とは言え19型の大画面でDVDプレーヤの画像を見られたが、スイッチ付きのテーブルタップでAVとPCの電源を分けている都合もあり、起動が面倒だった。DVDプレーヤの電源を入れ、PC系統の電源を入れ、ディスプレイの電源を入れ、アプコンの電源を入れてソースを切り替える…。機会が少ないとは言え、DVDプレーヤの設定を確認するためだけに煩雑な手順を強いられ、億劫だった。

　そんなこんなで当面はAV機器とPC機器を分けたい≒DVDプレーヤ…と言うか、AV機器に、専用の小さなモニタを宛がうべく探していた。

　今回ようやく条件に合致しそうな品を見つけた。パッケージに描かれた総務省の忠告が懐かしい。地デジに対応していない点は残念だが、店も「モニタとしてお使いください」とラベルに記していた(会計時に剥がされた)。

　適当な場所がなかったため、仕方なく売り場の床へ置き、箱の中身を確認した(封はされていなかった)。通りかかる客の邪魔にならないよう行動するのは大変だった。中身の状態は良く、付属品も一通り揃っていた(後述あり)。許容できる価格で小型のモニタを入手できる機会は少ないため、購入に踏み切った。

　開封品ではあるが、使用感が乏しい。ACアダプタのコードがモジャモジャだったりするが、DCアダプタやリモコンは袋に入ったまま。ピカピカな本体は、血眼になってアラを探し、製造工程由来と思えるかすかな擦過痕がようやく見つかっただけ。リモコンは出荷時に同梱されたボタン電池が入ったままらしく、絶縁用のフィルムが残っていた。保証書は未記入だった。


　箱に管理ステッカ？を剥がされた跡がある。

　状態の良さと合わせて鑑みるに、不良在庫か何かの放出品で、開封されただけの未使用品かもしれない。

　先に「一通り揃っていた」と記した付属品は不自然だった。外部入力に使うAVケーブル(3.5mmの4極プラグto黄赤白ピンプラグ端子)が欠品し、代わりと言わんばかりに、赤白ピンプラグと3.5mmの3極のケーブル、計2本が入っていたのだ。

　新品時にこの状態だったとは思えない。元のオーナがリサイクルショップへ持ち込むか、持ち込まれたリサイクルショップが売りに出すか、どちらかのタイミングで生じた混乱と思う。
　売り場で気付いた当初は購入を躊躇した。欠品しているケーブルの同等品は、モニタとして使うには必須である。多くのリサイクルショップでジャンク品を見かけており、入手は容易に思えたが、本品を購入した他に要する出費は、税込み110円くらいに収めたい…そんな感覚だった。同店でも過去に見かけた記憶があり探したが、見つからなかった(※3)。
　また、3.5mm4極to黄赤白ピンプラグのケーブルは、きちんと規格化されていないため、たとえ入手できても互換性に不安があった。

※3 : 無かったのか？あったけど価格が高くて断念したのか？記憶があいまい。

参考URL : Wikipedia > フォーンプラグ

　購入前に確認したのは付属品を含めた状態だけではない。同店は他より充実した動作の確認コーナがあり、電源だけでなく、AVの機材やCDおよびDVDが揃っている。せっかくなので利用させてもらった。
　ジャンク売り場で見つかった3.5mm2極toピンプラグのケーブルを借用し、動作チェック用として備わるDVDプレーヤの映像出力と、本品の外部入力を繋ぐと、映像を確認できた(つまり3.5mmプラグの先頭が映像で次の接点がGND)。
　またリモコンの電池に挟まっていた絶縁シートを抜き、LEDを携帯電話のカメラ越しに観察することで、全てのボタンで赤外線が発せられることを確認。映像を確認する際に実機へリモコンを向けても正常な反応を得られた。
　アナログなTVチューナや外部入力による音声などは確認できなかったが、本体およびACアダプタとリモコンがそれなりに健在と知れ、購入を決意できた。

　動作の正常性などは、次項の品と共に報告する。

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購入年月日	2019年12月21日
購入者	私
購入動機	TV-750で欠品していた外部入力ケーブルの補填
メーカまたはブランド	不明
品名	3.5mm4極プラグto黄赤白ピンプラグ
品番	不明
製造年	不明
状態	中古品
購入価格	税込み110円
購入店舗	BOOKOFF SUPER BAZAAR 仙台泉古内店
発見売場	家電サービス品売り場 小物コンテナ
満足度	4/5点

　先に報告したTV-750の欠品を補填するために購入した。

　TV-750を購入した当日、帰宅の道すがらに寄れる同店で見かけた記憶があり、母を説き伏せて訪ねた。気合を入れてコンテナを漁り発見した。
　以前に同店を訪れた際、小型のモニタを探していた一環で、画面が付いたポータブルDVDプレーヤを弄んだ。「DVDプレーヤは機能しない」とされていたが、外部入力があったのでモニタ化できると思い、ケーブルを探して見つけ、宛がってはみたものの、故障しているDVD機能に嫌気し、断念した…と言う記憶があった。
　発掘は予想以上に手間取った。発見するも値札がなく、店員に尋ね「値札がないケーブルは税込み110円」と教わった(良く見たらコンテナに貼り紙してあった)。喜びはひとしおだった。

　テープと輪ゴムで束ねられ、コンテナへ放り込まれていた。状態は良い。何らかの機材に添付された品と思うが、使用感はなかった。3.5mmプラグが90度曲がったL字状でない点は残念。

　帰宅後にTV-750とAVアンプ間の接続に用いると、懸念した互換性の問題も生じず、映像と音声が正常に伝わった。

　TV-750も故障がない動作品だった。本体とリモコン双方の全ボタンが正常に反応し、OSDによる設定も問題なかった。

　TV-750とケーブル共に中古品として大当たり。だがTV-750には年式を考慮しても難があった。気になった点を以下へ列挙する。

1. GUIがダサい
   　電源を投入すると表示されるメーカのロゴや、設定のメニューが古臭い。メーカのロゴに至っては「裏ビデオのタイトルみたいだー！」と、キジが喚き散らしていた。
   
2. バックライトの配光が拙い
   　画面の全体を一色で塗りつぶされた場合など、光源が右辺と下辺に白く露呈する。
   
   　年代や消費電力からLEDではなく冷陰極管と思われるが、出来が悪すぎる。幸いにも通常の映像では目立たないが、画面が青一色となる無信号時に嫌でも気づかされる。
3. 本体スイッチの操作性が劣悪
   　基本的な操作に支障はないが、詳細な設定は横並びの物理スイッチに対する機能の割り振りが珍妙で混乱する。
   
   　キーが十字状に配置されているリモコンなら直観的に操作できる。
   
4. リモコンが糞
   　キーを押下した感触が悪い。赤外線が届く距離が短く指向性もシビア。安価な小型家電で良く見るカード型のアレで、現に手持ちのデジタルフォトフレームとほぼ一緒。
   
   　盤面のレタリング次第でどうとでもなる構成は、エコシステムとして関心するが、このテのリモコンは嫌いだ。
5. 信じがたい不備
   　スタンドの可動範囲が広く、底面にフック用の穴が設えられている。
   
   　逆さ吊りの設置を想定しているようだが、その際に設定すべき“回転/反転”機能は、仕様の錯誤が原因で使い物にならない。
   　取り扱い説明書に記された情報は、上段と下段へ同じ“A”の文字が使われるなど、混乱を招く図だが、要は180度回転=上下を反転する機能と解釈できる。
   
   　翻って同機能を実機で有効化した様子が以下。
   
   　上下をそのままに左右が反転しやがる…。
   　上下を反転した表示が出来たなら、天井から吊り下げた設置が可能となり意味はあるかもしれないが、左右の反転は理解に苦しむ。真裏から透視しろと言うのか？鏡に映して見ろってか？TV-750がスマホのインカメラで自撮りでもすんのか？
   　こんなポカに気づかぬまま市場へ出されたことは衝撃だし、ポカではないと言うなら思想がわからない。凄ぇもん見た気がする。
6. 音量がやたら大きい
   　最小にしても喧しい。無信号時のホワイトノイズも目立つ。
7. 中途半端な構成
   　スピーカやヘッドフォンは2ch対応だが、内蔵のチューナは音声多重に対応していないらしい。アナログなチューナに使い道がなくなった今となってはどうでも良い。
8. 画質がイマイチ
   　コントラスト、明るさ、彩度、シャープネス、色合い、計4つのパラメータを調整できるが、安い液晶の常で、コントラストと明るさの違いが曖昧。
   　なんだかんだでデフォルト(全パラメータ中間)の画質が最も良いバランス。夜間はコントラストと明るさを下げないと眩しくて正視に堪えないが、それらを調整すると妥協点を見い出すのが難しくなる。クソ液晶の典型だが、世代を思えば妥当。
9. 電源LEDが鬱陶しい
   　電源を投入すると赤く点灯し、電源が切られた待機の状態では減光もせず赤く点滅する。コストの削減にしてもセコ過ぎる。

　ラジオ代わりにニュースやバラエティを垂れ流すくらいなら問題ないが、映像コンテンツをじっくり楽しもうとは思えない画質。デジタルフォトフレームやカーナビの経験から、実用になると思っていた7V型の画面サイズだが、居室で動画コンテンツを見るには小さ過ぎる。
　目的だったDVDプレーヤの設定に使えるか？と言えば微妙。文字が潰れて読みにくい。DVDプレーヤが出力する映像は基本的に4:3(16:9向けの設定はある)で、アスペクト比の調整(4:3と16:9の切り替え)はTV-750側が主体となる。横に引き伸ばされる16:9の方が4:3よりマシに思える程度で、可読性に大差はなかった。洋画の字幕は読めそうにない。


　同じ7V型なことから思い浮かべたカーナビやフォトフレームの解像度は800*480で不満はないが、TV-750の解像度は480*234で許容の下限と思える。

　設置に関してはあつらえた様に収まった。

　左右にスピーカがなくベゼルが狭いモニタなら、13V型を置けそうだが、重量の問題で難しい。

　DOLBY SURROUND PRO LOGICによる5.1chで鳴らす7本のスピーカ+ウーハ。DVDによる7V型の映像。禁戒をことごとく破って見せる設置法。“世界レベルで頭がおかしいAV環境”を自負する。誇らしい。
　精密に感じるがどこから何の音が響いているのか見当もつかない音場と、徹夜明けの目で箱メガネを覗き込んでいるような映像の組み合わせは、得も言われぬ不気味さで味がある。マニアに視聴させ「ぎゃふん」と言わせたい。

　TV-750にアンテナを接続し、内蔵のチューナにチャンネルをスキャンさせてみたが、なにも引っ掛からなかった。アナログのVHFおよびUHFとCATVの信号には、試験信号すら残っていないらしい。

　アプコンは撤去して仕舞いこんだ。メガドライブを遊びたくなった時にでも活用するつもり。VGAのケーブルが簡略化され、サブのディスプレイで見られた画像の滲みは収まった。

　TV-750とケーブルの双方に満足している。

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購入年月日	2020年01月06日
購入者	私
購入動機	衣料品 (部屋着)
メーカまたはブランド	JOLIE COPAIN
品名	不明 (Mサイズ)
品番	94141
製造年	不明
状態	新品
購入価格	税込み659円 (税別599円)
購入店舗	メルシー 名取店
発見売場	紳士服売り場
満足度	3/5点

　自身の寝間着も兼ねる部屋着として購入した。

　冒頭で報告した品の類似品。傷んだ古い品の寿命が近いと悟り、安く買えるうちに追加で購入した。全く同じ品を買っても面白くないので、同じ価格で少しだけ違う品をあえて選んだ。サイズは素直にM。

　古い同等品が着られなくなるまでストックする予定。開封すらしていないが、質は似たり寄ったりだろう。

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購入年月日	2020年01月10日
購入者	私
購入動機	衣料品 (靴)
メーカまたはブランド	JUSTABLE (ドン・キホーテPB)
品名	不明
品番	MG10002
製造年	不明
状態	中古品
購入価格	税込み819円 (税抜き1490円の半額)
購入店舗	オーディン 宮城利府店
発見売場	古着売り場 靴コーナ
満足度	3/5点

　

　母の強引な勧めで冠婚葬祭用に買った。

　私がフォーマルな場で履く靴は、成人式の際に買ってもらった革靴だった。…と言うことは、かれこれ25年近く前の品。修理しながら履き続けるような高級品ではなく、ノンブランドのプレーントゥだが、気に入っている。
　恐るべきことに、社会人になって以降も革靴はそれ一足でこなしてきた。「さぞかしボロかろう」と思われそうだが、そうでもない。と言うのも、私が新卒で就職した先はIT企業だった。入社直後の研修期間を過ぎて通い出した常駐先は、靴を含めた服装が自由で、出社後はサンダル履き。スーツや革靴を着用するのは、出張と冠婚葬祭だけだった。

　今でもまだ履ける状態なのだが、さすがに痛みはある。かかと部分を中心に、中敷きや内張りの合皮が劣化し、靴擦れ防止パッドを貼り付け誤魔化してある。
　父が亡くなってからと言うもの、冠婚葬祭に出席する機会が増えた。…と言っても世捨て人な私である。増えたのは訃報の参列ばかり。年齢的なこともあって、身の回りで亡くなる方が増え出しただけだ。ここ数年、そのことを母が意識し出し、「あんたの靴は寿命よ」「急に声が掛かる機会は増える一方だから」と、革靴の買い替えを勧められていた。それは出先のショッピングモールで靴屋の前を通りかかった際はもちろん、古着を扱うリサイクルショップに入店した際も同じだった。

　今回、いつもの買い物で訪れた同店で、またぞろ母に声を掛けられた。古着を扱う店舗によくある企画で、ラベルの色によって割り引きが掛かったり、売れなそうな品が値下げされたりする。そんな中から2～3足見繕い、この機会にどれか買っておかないか？と言うのだ。

　半ば鬱陶しく思いながら、一応は見渡し、嫌いではない色や形(革靴に興味がないので消極的)で、サイズが合いそうな品を手に取り、試着してみた。

　最終的にプレーントゥの2足が候補に残った。
　片方は店によるラベルで“リーガル”とされていたが、見た感じ合皮に見え安っぽかった。中敷きにある筈なブランドのロゴは消えかけていたが、良く見ればメインの大きなロゴの下へ小さく記された“Regal ～”の文字列が見て取れた。
　もう片方はハッキリと合皮の安物。ダサいロゴのブランド名は聞いたこともなく、ノンブランドかPB品と思えた。但し軽く扱いやすそうで値段も半額に下げられており安い。私が靴を買う際の基準は26.5cmだが、25.5cmと小さいのが不安の種。靴紐の具合もあって脱ぎ履きがし辛かったものの、履いてしまえば苦痛はなかった。

　結局は価格が安く、合皮で軽く手入れが楽そうな点を気に入った、後者を購入した。みっともなさはなく(※私の感覚)、営業マンなどが消耗品として履き潰すビジネスシューズで、冠婚葬祭にはじゅうぶんと思えた(後述あり)。

　状態は悪くない。底の摩耗はごくわずか。内張りに痛みはない。屈折の跡と爪先の内側に擦過痕がある程度。使われたのは短期間だろう。

　靴紐は見慣れない通され方で試着に苦労した(後述あり)。

　仕舞いこむ前に手入れした。靴紐を取り去り、内側に水が入らないよう気をつけながら、靴底やアッパーの一部をシャワで水洗いした。靴紐は石鹸を使って水洗いした。

　ウェスで水気を拭い、内部をブラシ付きノズルを付けた掃除機で吸い上げ、風通しが良い場所で半日ほど乾かした。
　頃合いを見計らい、合皮なのを良いことに、持て余らせていたタイヤ用の安い艶出し剤を点吹きし、ウェスで塗り伸ばして磨いた。

　乾いた靴ひも自分の足に合わせながら通し、手入れを終えた。

　爪先の内側にあった傷は、艶出し剤(シリコン)の効果で目立たなくなり、全体の艶が増した。驚くほど水を弾くようになったので、汚れにくい筈。合皮は楽だ。

　履いてしまえば支障はないが、25.5cmだからか？靴紐を緩くしても靴ベラがないと脱ぎ履きし辛い。試行錯誤している内に、購入時にはなかった折り目を踵に入れてしまったかもしれない。

　靴紐の通し方が気になり、買い物へ行った際に靴屋を覗いたり、Webで調べたりしたところ、私がやった通し方は、スニーカ等で一般的なオーバラップとわかった。購入時の状態やWebの情報から、パラレルを学んでやり直した。結び目は外へ露出させた。


　だらしない結び目になっているが、きっちり締めると脱ぎ履きの度に紐を結び直さなければならなくなる。それが本来なのは知っているが、不便なので避けた。

　満足している本品の入手だが、見立てには失敗した。
　ノンブランド品やPB品と見込んでの入手ではあったが、購入後の調査でドン・キホーテのPB品と判明した。そこまでの安物(失言)だった事は見抜けなかった。新品でいくらだったか知らないが、損はしていないと思いたい。因みに私が買った品は、Webで見かけたドン・キホーテPB革靴の評判ほど悪く思えなかった。
　最終的に候補から外した品は、Regal社のサブブランド、KENFORDの品だった可能性がある。もしそうだった場合、買った品より1500円くらい高くとも買う価値があったかも知れない。ただ現物を手にした際の印象はあまり良くなかった。

　良い歳してコンフォート系の服飾に無知な子供部屋おじさんの敗北。

　※2020年02月03日 追記 : 機会があったので購入した店へ行き、最終的に候補から外した品を確認してきた(売れずに残っていた)。大きく書かれたブランド名はOld Taylor。下に小さな文字でRegal corporation.と記されていた。価格は税抜き2490円。改めて手に取っても印象は良くなかった。価格が安く、気兼ねが無く、軽い。そんなJUSTABLEを買って正解だったと思う。なおOld TaylorはWebを検索しても情報がない。

　※2020年02月05日 追記 : 私が買ったJUSTABLEはプレーントゥの外羽根式と呼ばれるスタイル。冠婚葬祭用にはストレートチップの内羽根式が良いそうだ。知らなかった そんなの…

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購入年月日	2020年01月10日
購入者	母
購入動機	不調による代替
メーカまたはブランド	タイガー魔法瓶 株式会社
品名	タイガーIH炊飯ジャー <炊き立て>
品番	JIM-A101
製造年	2002年
状態	新古品？
購入価格	税込み2480円
購入店舗	BOOKOFF 宮城利府店
発見売場	中古家電売り場 生活家電棚
満足度	4/5点

　使用中の炊飯ジャーに不満を訴えていた母が購入した。

　これまで使っていた品は、2012年06月01日に購入したタイガー魔法瓶のJBA-B100。現在も動作するが、母はしばらく前から不満を述べていた。以下へ列挙する。

1. 内釜がスムースに出し入れできなくなった
2. 内釜の収容部に染みが出来てしまった
3. 炊き具合にむらが出るようになった
4. 保温の塩梅が悪くなった

　1項については、使用歴が嵩んだことによる部品=主に内釜の劣化と思われる。度重なる温度の変化で、微妙に変形したと思われる。もっとも、内釜の挿入はもともとタイトで、真上からまっすぐ入れないと上手く嵌らない。母は無自覚だが、老齢化で微妙な力加減をしにくくなってきた影響の可能性もある。
　2項については、取り扱い説明書を確認したところ、対処法(スポンジに少量のクレンザをつけて擦り硬く絞った濡れタオルで拭き取る)を記された別紙が発掘された。母としては、炊飯ジャーの本体=水洗いできない=空拭きで除去できなければお手上げ…の認識だったようだ。疑問を抱いたら取り扱い説明書を読んで欲しい…。
　3および4項については、炊事を母に任せきりなので真偽不明。出されたものを食う身としても、炊きあがり具合が以前より安定しなくなっている気はしていた。

　私は「壊れておらず炊けるなら買い替えなくとも良い」と思っていたが、母の嫌気は強く、行く先々で炊飯ジャーを探していた。今回、いつもの買い物で訪れた同店で見つけた母から、購入しても大丈夫そうか？と相談された。
　価格は安いが保証が付いた中古のIH式だった。母が言った通り状態は良かった。売り場の値札に付属品等の情報はなかったが、本体の蓋を開けると、内釜の中へ純正の計量カップが放り込まれていた。2002年と言う年式は気になった。使用感は皆無だったが、17年も前の調理家電に不安はあった。冷蔵庫や洗濯機の中古は嫌がる母に、リスクの念を押し、購入するかしないかの判断は任せた。
　私に相談してみせた殊勝な母だが、自身の腹は決まっており、断固とした反対がない限り買うつもりなことは気取れた。

　購入を決意した母はレジへ品を預け、箱や取り扱い説明書はないのか？店員さんに質問した。確認してみるとの返答をもらうと、待つ間に古本の売り場を見てくると伝えた。
　4冊の古本を手にした母がレジへ行くと、見つかった箱が用意されていた。会計すると、箱へ詰め込んで保証書(レシート)を発行してもらえた。横で見ていた私が、重い物を持てない母に変わって受け取り、店を後にした。
　駐車場のライフ号へ向かう途中で「聞いてみるものね」と母がのたまう。箱の中には取り扱い説明書も入っていたと言う。親子で気を良くしたが、すぐ我に返った。「こちらから声を掛けなければ、箱と取り扱い説明書はもらえなかったのだろうか？」危機一髪だったのかもしれない。

　帰宅後に確認し直しても状態は良かった。開封済みで緩衝用の発泡スチロールに不足もあるが、ほぼ間違いなく未使用品で、使ったとしても1～2回だけ…と見受けられた。母の報告通り、箱の中に取り扱い説明書があった。保証欄に販売店の捺印はなかった。添付品のしゃもじもビニル袋に入ったまま残っており、付属品は揃っていた。

　箱には買い値と価格が違う3051円の値札が貼ってあった。

　元々はこの値段で売ろうとしたのだろうか？

　内釜はコーティングの剥がれや傷がない。蓋の裏に付く圧力を調整するキャップ状の弁に劣化は見られない。電源のケーブルはリールの機能も健在。本体の内釜が収まる空間もきれい。本体の背面や底面にあるIH機構を冷却する格子の部分も汚れがない。筐体の前面には、「ご使用の際は、このシールをはがしてください。」とされた販促ステッカが貼られたままだった。

　但し古い。外観の風情は年式(世代)なりで、これまで使っていた廉価なマイコン式に似ている。最近のIH式みたいな高級感はない。

　残念な点は、リチウム電池が切れていた事。

　リサイクルショップで炊飯ジャーを見ると、みな時刻の表示が機能したままで、不思議に思っていた(※4)。これまで使っていた廉価なマイコン式のタイマは、時計がないカウントダウン型だった。中古で炊飯ジャーを見るにあたり、電池のことが知識と意識になかった。

　電池の交換を消費者が出来ない構成は不満。Webでも山ほど愚痴られているが、AC電源を通電させてしまえば動作に影響はなく、電池による時刻のバックアップはオマケと言えなくもない。個人的には電池を内蔵しない機種の方が潔く思え、気持ち良く使える。

※4 : 充電池が内蔵されコンセントを抜いてもしばらく機能する…と考えていた。

　購入の翌日である2020年01月11日、AC電源を繋いで時刻の設定を済ませ、母へ預けた。2020年01月12日、納得いく手入れを終えた母が、取り扱い説明書を見ながら操作すると、“ゴー”と言う、これまでのマイコン式にはなかった音を発し出した。最初は驚いたが、すぐ以前に使っていたIH式のことを思い出した。動作に問題はなかった。

　初日は正常な動作を確認できた安どに終始したが、日を経るごとに「米を変えてないのに飯がうまくね？」と親子で言い合うようになった。
　使い古したIH式からマイコン式へ代替した直後は、噂に聞いていた味の変化(悪化)を感じなかったが、使い古したマイコン式からIH式の旧機種へ変えたら、明らかに味が良くなった。最近は安いブレンド米を使っているので、ブランド米に戻したら…と期待が高まる。
　「良い炊飯ジャーを使うと安い米をうまく食え節約になる」の説に信ぴょう性を感じさせられたと共に、「良い米だと炊飯ジャーの違いが出にくい」気もしてならない。価格対効果の比を思えば前者が有利そうではあるが、数万円の高級な炊飯ジャーは贅沢が過ぎる。

　因みに我が家の炊飯ジャー直近3台は全てタイガー魔法瓶の製品。IH式(1998年製 1999年購入 1.5L8合) → マイコン式(2012年製 2012年購入 1.0L5.5合) → IH式(2002年製 2020年購入 1.0L5.5合)。時空が歪んだ不自然な変遷で笑える。

　本品との入れ替えで退役させられたマイコン式は、母の意向で清掃し仕舞われた。今後はホットケーキなど、炊飯ジャーを使った裏技的な調理(メーカが推奨しない使い方)に用いるらしい。
　2012年にマイコン式を買った際も同じ理屈を展開し、2台前のIH式も捨てずに残されている。さすがに処分して欲しい…。

　我々親子のバカ舌でもIH式による高火力の効果は感じられ、喜んでいる。

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　当初は2019年内に更新しようと思ったのだが、メインのPCで発生した不具合で精魂が不貞腐れ、公開できなかった。2020年を迎え、報告に値しそうな購入歴が溜まり、ようやく筆を取った。
　なお、日用品や音楽CDなど、これまでなら報告していたであろう一部の品目を省いた。煩雑さの低減として今後も継続する。

　今回の満足度は高い。Xインプットに対応したゲームパッドや、小型TVなど、以前から探していた品々を入手できた。母が買った品々も同様で、LEDシーリングはダイニングを快適に、炊飯ジャーは毎日の食生活を豊かに、それぞれが日常へ良い変化をもたらしている。

　小型TVは不思議だ。地デジ前夜≒2011年以前の品が新品に近い状態で、ケーブルが一本だけ欠品し、訳のわからないケーブルが二本も混ざり、2020年にジャンクで叩き売られる…。経緯に興味が湧く。
　買ったその日に別の店へ行き、欠品していたケーブルを最小限の出費で確保できたのは、ドラマチックな経験だった。
　小型TVを入手した日は、店の駐車場で遭遇した通りすがりの高齢者に理不尽ないちゃもんを付けられ、以降しばらくの間、精神的に不安定な状態へ陥り、つらい状態が続いた(更新停滞の一因)。ロクでもない経験がトラウマとなり、当分の間はかの地に足が向きそうもないが、購入した品の結果は慰めになった。

　ジャージ2着は完全に価格での割り切った評価。他の方へはもう少し高い、綿が入った生地の品を勧めたい。

　革靴はドンキのPB品と言う素性を見抜ければ買わなかったと思う。…と言う意味では失敗で悔しいが、価格を思えば不満はない。靴を見て人を評価する方に遭遇しても、あの靴による印象は私の相応より上だろうから問題ない。

　炊飯ジャーも凄い。どんな経緯があれば2002年の未使用品が2020年の中古市場に転がり込むのだろう？目を付けたこともそうだが、購入する際に箱と取り扱い説明書の存在を確かめた母を称賛したい。

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　Windows 7のサポート終了は、想像していた以上の影響があった。Windows 7のPCはWindows 10化が可能で、Windows 10はデジタル認証なため、ジャンクでもCOA(ライセンスのキー)が有効なままのPCを見られ新鮮。これからは中古のPCでもOSが付属する個体が増えそうだ。

　目立ったのは、Windows 10化で思ったようなパフォーマンスを得られず放出されたらしい法人向けの機種。その他にも、元のオーナがWindows 10化したせいでリカバリ領域を喪失しWindows 7へ戻せなくなり、結果として固有のデバイスを機能させられなくなっているメーカ製のPCや、Windows 10をインストール済みだが認証できない…などの個体が見られた。
　それらのスペックは、CPUがCore 2 Duo～第2世代あたりまでのCore i3やi5、メモリが2～4GB。Windows 10がインストール済みの個体も散見される一方、HDDがない個体は価格を下げられていた。拡張し難く嵩張りもするため邪魔に思われたのか、ディスプレイ一体型のデスクトップ機が多かった。価格は構成や状態により4500～15000円。性能と価格が微妙で手は出なかった。
　Windows 10をインストールした別のPCを用意した上で購入し、電話認証か何かでライセンスを奪い取り、PC自体はCOAのステッカを剥がすなど、Windows 10を認証できない状態で売り払えば、格安なWindows 10の入手法になり得るのだろうか？
　不要なPCの処理に苦労したり(PCリサイクルマークがあれば楽か？)、COAによってはOEM版としてライセンスの移行を断られかねないなど、リスクも想起され試行する気はない。

　不調をきたしているメインPC(i3 2100, DDR3 10GB, GT710 2GB)からの移行先にできそうな仕様が、安価で売りに出される。…そんな奇跡にでも遭遇しない限り、Windows 7のサポート終了で活気づいた中古市場から恩恵を享受できそうにない。

　当ブログでもlenovo G550に関する記事のアクセスが増えている。私はまだWindows 7のまま。2020年02月頃になって、YouTubeがIE11のサポート打ち切りを表明し出したこともあり、近日中にWindows 10化するつもりだが、Windows 7に提供された最後のアップデートで不具合が発生し、急遽パッチが配布されたので、様子を見ている。
　情勢が落ち着いたことを確信でき次第、Windows 7のシステムをバックアップし、Windows 10 64bitを導入する。

参考URL : GIGAZINE > Microsoftがサポート終了したWindows 7向けのアップデートを配信

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　メインのPCやAV機器を載せていたボードなど、故障や破損が相次ぎスッキリしない。リサイクル店を見て回っても、以前のように楽しめていない。気掛かりな事があると総崩れになる、自分の気質が嫌で仕方がない。んじゃ。