arrows We (FCG01)は躁病を患い夢を見たか?
突然の発症
2023年10月03日にスマホのバッテリーが予想より早く消費した。085%まで充電(arrows Weの“電池長持ち充電”による制御)を済ませ、寝床へ入って“YouTube”で動画を視聴し、“ララしあコネクト”で睡眠を計測しながら、いつも通り就寝した。
2023年10月04日の早朝にスマホの警告音で目が覚めた。「まさか」と思いながら確認すると、バッテリーの残量が020%を下回り、“バッテリーセーバー”を有効にするか否か?Android システムに問われていた。
寝惚け眼で“設定”→“バッテリー”→“バッテリーの使用量”のグラフを確認すると、就寝前に085%だった残量が、経時と共に急減(5.0V*0.5A充電による残量の回復と同等以上の早さで減少)していた。わずか数時間で060%以上の異常な消費である。
アダプターを繋いで充電し始める際に、普段は冷たい端末の表面が、生ぬるく感じられた。
原因は不明
いつもと変わらない運用をしていた。
日常で頻繁に使っているアプリは、“設定”で回線やバッテリーを管理、“Google Play ストア”でアプリの更新を確認、“Files”でファイルを管理、“カメラ”で撮影、“YouTube”で動画を視聴、“Edge”でWebを閲覧、“ララしあコネクト”で心拍数や睡眠を計測。アプリの導入は“Tile”が最後(2022年末)。
Bluetoothと位置情報は、必要な場面(例えばPCとファイルをやり取りする時にBluetoothを使う…等)でのみ有効化している。
常駐させているアプリは“au Wi-Fiアクセス”だけ。外出時はBluetoothと位置情報を有効にし、“Tile”を起動し常駐させる。
参考記事 : FCNTに買収されたおじさん
当初の懸念は2つあった。
1つめは、常用しているWebブラウザー“Edge”。同じアカウントで同期しているデスクトップPCともども、キャッシュをクリアした影響(しばらくの間はファイルの書き込みが増える?)と思ったが、同様の行為は過去に何度も実施しており、原因とは思えない。
2つめは、充電の仕方。普段はPCを使っている間にUSBポート(USB 2.0による5.0V*0.5A)で行っているが、2023年10月02日の外出前に残量が少なくなっていた事と、気温が低下していた(バッテリーの負担が少ない)ため、au純正の充電器(TypeC共通ACアダプタ02)を用いて急速充電した。久々の急速充電で、バッテリーの状態を正しく計測し損ねられた?…と危惧したが、可能性は低い。
バッテリーの残量が、予想より早く消費する現象は、2023年10月03日~2023年10月04日の就寝で確信する前…2023年10月01日ころ?から気になっていた。“設定”→“バッテリー”→“バッテリーの使用量”を確認すると、筆頭消費主は“Android システム”で、最も酷い時は“フル充電以降のバッテリー使用量”が168%になっていた(スクリーンショットは撮りそびれた)。
※ : “設定”→“バッテリー”→“バッテリーの使用量”のグラフは勝手に初期化しないで欲しい。
劣化によるバッテリー容量の減少にしては急すぎる。“設定”→“バッテリー”→“電池の性能”を確認しても「電池の充電能力は良好です」だった。
ググれハゲ
Webで発見した以下に示す記事を参照および実践することで復旧した。
参考URL : スマホダイジェスト > Androidスマホで電池持ちが「突然」悪くなった?対処方は「3つのGoogle」のリセット
参照した記事で「3つのGoogle」と称されている、“Google”の「キャッシュを削除」、“Google Play ストア”の「ストレージを消去」と「キャッシュを削除」、“Google Play 開発者サービス”の「キャッシュを削除」、らを実施した上でAndroidを再起動すると、異常なバッテリー残量の消費や、それに伴う端末の発熱は治まった。
arrows We (FCG01)をAndroid 13化している場合には以下の手順となる。
- 設定
- アプリ
- *個のアプリをすべて表示
- Google
- ストレージとキャッシュ
「キャッシュを削除」をタップ後“すべてのアプリ”へ戻る - Google Playストア
- ストレージとキャッシュ
「ストレージを消去」および「キャッシュを削除」をタップ後“すべてのアプリ”へ戻る - Google Play 開発者サービス
- ストレージとキャッシュ
「キャッシュを削除」をタップ - 端末(Android OS)を再起動
症状の解消から半日ほど経過する(2023年10月04日 20時00分ころ)と、公衆(非Wi-Fi)回線で“Edge”を用いたWebの閲覧中に、再発してしまった。
グラフの末期に急激な消費が見られ、“Android システム”が主因となっている。
もう一度「3つのGoogle」らの一時ファイルを削除し、Androidを再起動することで復旧した。←今ココ
推論
Android 13における、システム(Google系)アプリの暴走と思われる。更新(アップデート)や運用で異常なキャッシュを生成してしまい、不要(無意味)な処理でSOCが稼働しっ放した…と想起されるものの、確証はない。
不要なアプリ(システム情報を表示する等)のインストールや起動、異例な操作(“開発者向けオプション”の起動など)は可能な限り避けており、深追いしていない。
消費電力が低いエントリー向けSOC(Snapdragon 480 5G)とは言え、合計8コアの成果か?異常な電力の消費に見舞われている(≒SOCの稼働率が高かったであろう)最中でも、操作に対する反応は鈍らなかった。
Webを検索すると、モバイル向けOSにおける、同様の症状は報告が多い。
最近では、Android 13がリリースされた直後(2022年08月15日にPixelから順に配信)に、アップデートで導入した端末の多くが見舞われたようだが、ほとんどはシステムの更新に伴う処理で稼働率が上がった一過性の症状。Google純正の端末であるPixelシリーズからも報告が相次いだ模様。
“2023年10月03日ころからAndroid OSやarrows Weの利用者で異常なバッテリー消費の報告が急増している様子”はWebに見受けられていない≒おま環な問題だろう。
対処後に再発を経験したため、今後も経過の観察が必要。
追伸 : 2023年10月08日の時点で再発していない。
今回のような現象は、ITに疎い(またはITが嫌い)受動的な利用者だと自力更生が難しく思える。
契約がMNOならショップへ持ち込める。安直に“個人情報のバックアップ + 端末の初期化”の提案で茶を濁されそうだが、暇や手間と引き換えに復旧してもらえるだろう。
契約がMVNOだとショップへ持ち込めない。復旧できるのだろうか?
arrows We (FCG01)を入手して以来、初めての「腑に落ちない現象」。外出先で使い物にならなくなる可能性があり、注意深く運用してきたバッテリーの負担も増え、不安かつ不本意。んじゃ。
ピンバック: 【arrows We (FCG01)】 バッテリー残量が異常に消費した原因? 【Android 13】 | 毎日がエヴリデイ
ピンバック: 【arrows We (FCG01)】 バッテリー残量が異常に消費した原因? 【Android 13】 | 毎日がエヴリデイ
※以下の条件で発症する頻度が高い
・Android 13を導入したFCG01
・au simで4G/5G圏内
・Bluetoothは無効
・位置情報は無効
・Wi-Fi5でルーターと接続
・“au Wi-Fiアクセス”が常駐起動
・“ララしあコネクト”で睡眠を計測
※症状の解消は端末(Android OS)の再起動だけで済む模様
2023年12月06日の就寝中に再発した
2023年12月07日の起床後に解消した
就寝前055%→バッテリーの容量が使い切られてシャットダウン
起床後にau 3G充電器(5.0V*0.6A)+変換コネクターで充電
約065%まで回復した時点で電源を投入
2023年12月05日に“Google Play システム アップデート”の不具合に見舞われた
2023年12月06日までに解消した
手法は https://sumahodigest.com/?p=25398 の内容
直後にインストール歴があるアンインストール済みアプリ群が
勝手に再インストールされたので再アンインストールした
2023年12月03日の夜間?に再発した
2023年12月04日の起床時に解消した
手法は端末(Android OS)の再起動*1回
2023年12月03日20時00分頃に容量の急減が発覚
USB2.0による5.0V*0.5Aを接続しても容量の回復が遅かった
就寝中にau 3G充電器(5.0V*0.6A)+変換コネクターで充電
起床時は085%に回復していた
短時間の観察でもバッテリーの消費が多く感じられ端末(Android OS)を再起動
2023年12月02日の夜間?に再発した
2023年12月02日の就寝前(2023年12月03日の未明)に解消した
手法は端末(Android OS)の再起動*1回
2023年12月02日20時00分頃に容量の急減が発覚
USB2.0による5.0V*0.5Aを接続しても容量が遅々として回復せず
端末の裏面・上部に温感あり→異常なプロセスによるSOCの暴走と判断
端末(Android OS)を再起動し温感が解消
就寝に備えUSB PDで充電
2023年11月29日の就寝中に再発した
2023年11月30日の就寝中に解消した
就寝前085%→約05h経過→020%
手法は端末(Android OS)の再起動*1回
2023年11月28日の就寝中に再発した
2023年11月29日の起床時に解消した
就寝前085%→起床時020%
手法は端末(Android OS)の再起動*3回(内2回はGoogle Playのシステム アップデート)
2023年11月22日の就寝中に再発した
2023年11月23日の起床時に解消した
就寝前085%→約08h50m経過→起床時022%
手法は記事で紹介した内容
2023年11月21日の午後?に再発した
2023年11月21日の夕方に解消した
手法は記事で紹介した内容
2023年11月04日の就寝中に再発した
2023年11月05日の起床時に解消した
就寝前085%→約06h40m経過→起床時005%
手法は記事で紹介した内容
2023年11月01日の就寝中に再発した
2023年11月02日の起床時に解消した
手法は記事で紹介した内容
追加で https://sumahodigest.com/?p=17560 の内容
直後にインストール歴があるアンインストール済みアプリ群が
勝手に再インストールされたので再アンインストールした
2023年10月20日の外出中に再発した
2023年10月20日の帰宅後に解消した
手法は記事で紹介した内容
追加で https://sumahodigest.com/?p=17560 の内容
数か月ぶりに電源をOFFして03hほど充電した
2023年10月15日の就寝中に再発した
2023年10月16日の起床時に解消した
手法は記事で紹介した内容
2023年10月13日の就寝中に再発した
2023年10月14日の起床時に解消した
手法は記事で紹介した内容
Androidは、メモリ不足になるとOS自体の動作がおかしくなり、裏で意図しない動作が起こることがあります。
また、Google play開発者サービスというアプリに何らかの不具合が起きると、さまざまなアプリが正常に動作しなくなります。
Google play開発者サービスを経由して通信するアプリや、依存して動作するアプリもあるので、このアプリに不具合が起こると、芋づる式に不具合が発生するわけです。
コメントありがとうございます
>メモリ不足になると
私としては「モバイルOSに4GBもありゃじゅうぶん」と思っていますが
arrows Weのメモリー(4GB)は世間一般大多数の常識だと「少ない」とされるので
一因になり得るかも知れません
>Google play開発者サービス
臆面もなく印象だけで言えば
今回の原因はコチラと思います
AndroidはWindowsより鉄面皮で馴染めません