信じるな、考えろ。
お漏らしの発覚
2022年02月24日にリビングで使っている温湿度計の乾電池(機材の要求でアルカリ単四*2本)を交換した。
だいぶ前から液晶の表示が薄くなっていた。確認すると、過去2回とも約2年ごとに交換していた。前回の交換は2020年02月≒寿命と判断した。
交換した乾電池は、偶然にも交換前と同じパッケージに封入されていた品。推奨使用期限が2024年だったため、開封した後の余りが残っていた。
乾電池を交換した温湿度計は、液晶の表示が濃さを取り戻し、見やすくなった。
ふと乾電池の在庫を確認すると、アルカリの単三乾電池が液漏れを起こしていた。
新品で未開封だったが、漏れ出た電解液により、パッケージの台紙やフィルムが損傷していた。
樹脂製のケースに入れ、屋内の水気がなく日も当たらない冷暗所(リビングと寝室を結ぶ廊下)で保管していた。温度は35(夏季)~10(冬季)度だったと思われる。
液漏れを起こした乾電池の素性
100円ショップ ダイソーが扱っていたアルカリの単三乾電池。公称される使用推奨期限は7年と長く、常備品に好適と思っていた。
購入した時期は不明だが、使用推奨期限2022年10月なので、2015年頃と察せられる。液漏れが発覚した2022年02月24日の時点で、猶予は6か月を超える。
実状を確認
開封し全5本を流水で洗浄した。
- 2/5本は漏れた電解液による結晶の付着と筒体の損傷が激しく廃棄
- 1/5本は簡易テスターが反応せず(≒電極間に電圧がない)廃棄
- 2/5本は筒体や電極に汚損があるものの簡易テスターは反応した
簡易テスターが反応した2本を、単三乾電池*2本で駆動するマッサージ器へ宛がうと、アルカリ乾電池に相応しく動作させられた≒使えはする。
普段は乾電池をケチり放置されているマッサージ器。被り得る不利益を承知および留意の上(≒短期に集中して動作させる)で、ヤバくなった乾電池を使い切る!
※こういった固執を他人には勧めません。辞めましょう!
安物の乾電池に注意
結局のところ以前から繰り返す結論でしかない。
参考過去記事01 : アルカリ乾電池の液漏れ ~QV-R51が損傷~
参考過去記事02 : アルカリ乾電池の液漏れ ~使いかけの保存中に~
試用推奨期限を超過したり、容量が減った使いかけ(内圧が上がっている)を経時させたりするのは、銘柄を問わず御法度だが、新品を未開封(=未使用)で適正に保管し、期限前に液漏れを起こす銘柄は、いよいよ信頼できない。
100均を始めとした安物の乾電池(特にアルカリ)は、たとえ長期の有効性がうたわれていても、購入した直後に使い始め、短期で使い切るべき製品だ。
長期に保管する常備品を含む、信頼性が要求される用途へは、製品の選択に慎重を期す必要がある。…と改めて痛感した。
消耗品である乾電池をケチって本体を傷めたら?対象によってはシャレにならない。
おじさんが他人に強く言える数少ない忠告。
100均の電池に油断は禁物!
リモコンや時計にはマンガンの乾電池を使え!
容量が切れた電池は交換するか充電しろ!
保管または放置する機材から電池を取り外せ!※アルカリとマンガンだけでなく一次と二次も含め種別を問わない
んじゃ。
アルカリ電池の液漏れは恐ろしいですよね。
ウチも、エアコンのリモコン、TVのリモコンで、液漏れしました。
こうなってしまうと、ボッタクリ価格でメーカーから純正リモコンを取り寄せることになります。
もう、使い捨て乾電池は液漏れが怖くなり、現在は、Panasonic製の充電式の乾電池を使用しています。
SDGsにも貢献できて良いですよね。
コメントありがとうございます
改善されたもののアルカリは怖いですね
最近の市場はマンガンの取り扱いに消極的で困ります
価格が高くとも純正リモコンを取り寄せられれば幸運
生産者の保有期限を過ぎると焦燥感が半端ないです
リモコンやACアダプタは需要が多く中古も高値
リサイクル店へ探しに来る客も多いです
縁遠そうな奥さんが店員さんにジャンク売り場のコンテナを案内されて
「この中から自分で探すんですか!?」と狼狽したり
中高年の夫婦が会話しながらガチャガチャ音を立てて乱暴に探していたり
そんな光景を頻繁に見かけます
でもエアコンやテレビは
機種に固有の操作を諦めれば汎用品があるだけマシですかね
不揮発の領域へ大量に記憶できる学習リモコンが欲しいです
>>充電池に統一
価格や使い勝手を考慮すると時計やリモコンは置換し難いです