F1GP 2011年 第07戦 カナダ・モントリオール

著名ドライバーであるジル・ビルヌーブの名を関した名物コース。川の中州に作られ、普段は公園となっている事から路面のミューは低い。全長1㎞を超す物を含む5つのストレートとシケイン、ヘアピンで構成される。川の流れと緑の多い風景が非常にに美しいコース。

予選結果は全チーム決勝進出。ポールは相変わらず強いレッドブルのベッテル。レッドブルはウェーバーも4位につけた。フェラーリのアロンソとマッサが2-3位を獲得し、今季不調が続くフェラーリの復調を期待させた。ザウバーは今回セカンドドライバーのペレスが体調不良な為、マクラーレンのリザーブドライバーであったデ・ラ・ロサを起用、不慣れなマシンでクラッシュを喫したものの17位。同じくザウバーの小林はQ3敗退で13位に終わった。
今回ザウバーは土壇場までペレスの出走がアナウンスしており、デ・ラ・ロサ起用には相当急だったようだ。昨シーズン後、同チームを土壇場解雇されたデ・ラ・ロサにとっては複雑な心境だったに違いない。ザウバー側もそれは同様だが、難度が高いこのコースでは旧型とは言え共通点が多いマシンの経験があり、且つ昨シーズンのレギュラードライバーだった事からほぼ完全なシートを持ち込む事が出来たデ・ラ・ロサ起用は理に適ってもいた。ザウバーのリザーブであるグティエレスと、ヒュルケンベルグはそれぞれ不満を述べたものの、ヒュルケンベルグはザウバーの今季型マシンであるC30には身長が高過ぎ、グティエレスは経験値に不安があったのだろう。予選結果はレッドブルのベッテルがポール(今シーズン6回目)、フェラーリのアロンソとマッサが2-3。予選最高速はトロロッソのアルグエルスアリによる324km/h。Q1-107%ラップタイムは1:18.990でヴァージンのダンブロジオのみが超過した(1:19.414)が、チーム側が金曜フリー走行中のクラッシュ対応で新シャシーにより走行しなければならなかった為として抗議、これが受け入れられスチュワード判断で決勝への出走が認められた。

決勝は路面が濡れているウェットでセーフティーカー先導によるスタート。今季から導入されたピレリタイヤにとっては初のウェット投入となった。セーフティーカーの先導は4周目まで続いた。
セーフティーカー退場直後の5週目、1コーナーでレッドブルのウェーバーとマクラーレンのハミルトンが接触、ウェーバーはスピンし大きく順位を落とした。
8周目、マクラーレンのハミルトンが今度はチームメイトのバトンとホームストレートで接触。自身のマシンがウォールにヒットし、左リアタイヤを破損。暫くはコース上を進んだものの、コース脇にマシンを止めリタイア。このクラッシュで再度セーフティーカーが導入。バトンは無線で「アイツは何やってんだ!」と怒りを露わにした。セーフティーカーは13周目まで先導。
20周目、雨が降り始め3度目のセーフティーカー導入。25周目までセーフティーカー先導で進んだものの、雨は一向にやまず更に酷くなり赤旗中断。全車グリッド上にマシンを停め再開を待つ事になった。この中断中、液体関係のメンテナンスは禁止されてるが、タイヤ交換やウィングの調整、ノーズの交換等は認められている。赤旗中断時のポジションTOP10は以下の通り。
1位レッドブルのヴェッテル、2位ザウバーの小林、3位フェラーリのマッサ、4位ロータスルノーのハイドフェルド、5位ロータスルノーのペトロフ、6位フォースインディアのディ・レスタ、7位レッドブルのウェーバー、8位フェラーリのアロンソ、9位ザウバーのデ・ラ・ロサ(代役)、10位マクラーレンのバトン
結局この赤旗中断は2時間を超え、途中日本時間13日04時35分頃、ザウバーの小林が2位につけている荒れたレースで今後が気になる状態のまま、フジテレビの地上波放送は時間切れ放送終了。以降の様子は日本の無料放送では知る事が出来ないままと言う残念な結果となった。放送席では先日の東日本大震災の事も踏まえてか?「地上波放送では残念ながら時間切れ、日本では放送しなければならない事もありますし…(以上うる覚え)」とのコメントを口にしていたが、被災地である当方の居住地では、朝の放送開始までいつも通り”試験電波発射中”のメッセージ付きで仙台駅前の風景が流される状態に…。朝の報道番組放送開始までは流して欲しかった。
上記な事から、以降のレース内容は各種WEB媒体等を参照の事。その後雨は上がってレース再開したようだ。結果だけ各所で参照すると1位はマクラーレンのバトン、2位はレッドブルのベッテル、3位はレッドブルのウェーバー、4位にメルセデスのシューマッハ(久々の上位獲得)、5位にロータスルノーのペトロフ、6位にフェラーリのマッサ、フェラーリのアロンソはリタイア。期待されたザウバーの小林は、天候回復で路面が乾くに連れてマシンの競争力が落ち、最終的に7位だった。決勝最速ラップはマクラーレンのバトンによる1:16.956(69周目)、最高速はレッドブルのウェーバーによる321km/h。24台出走中完走18台(完走扱い含む)。

ドライバーズ・ランキングTOP3 : レッドブルのヴェッテル(161P)、マクラーレンのバトン(101P)、レッドブルのウェーバー(094P)
コンストラクターズ・ランキングTOP3 : レッドブル(255P)、マクラーレン(186P)、フェラーリ(101P)

次戦は06月26日、ヨーロッパ・バレンシア市街地コース。今回のクラッシュでマクラーレン内チームメイト同士の軋轢は(バトンは勝ったから忘れてそう)?ハミルトンのふて腐れは改善するか?んじゃ。

ps.参考サイト GP update F1-gate.com

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